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 「各札所や道中どうやって参拝すればいいのか?」遍路は気持ち、特に作法にこだわることはありません。とはいえ、仏さま、大師さま、お寺や地元の方への敬意と礼儀は忘れたくないものです。参拝の作法はあくまでもお心を表す方法ですが、是非、札所に着いたらお心をもって参拝してみて下さい。以下に書くのは一般的な参拝の手順です。



札所への参拝作法
 札所での一般的な参拝の手順です。弘法大師が開いた真言宗の作法を基本をしています。納経を含め30〜40分掛かります。ただし、混雑時には納経所での順番待ちで1時間以上かかる場合もあります。


◆ 参拝手順
1−山門
門前で合掌、一礼して境内に入る。
2−水屋
手と口を清める。
次の順でお清めします。
 1.左手
 2.右手
 3.左手に水を取り口を漱ぐ
 4.ひしゃくの柄を清める。
3−鐘楼堂
鐘を二度突く。社寺によっては突けないところもあります。早朝などは避ける。近隣に配慮を。
4−本堂
納札を納める。本堂の前に設置されている納札箱に入れます。
5−本堂
灯明(ロウソク)・線香をあげる。(奥から立てるのが礼儀)
Memo : 他人のロウソクから火を点けない、その人の「業」を貰うとされています。灯明は1本、線香は三密を表す3本あげます。
6−本堂
お賽銭をあげる。(額は得に決まりはありません)
7−本堂
納経する(お経を納める)。

8−大師堂
納札を納める。大師堂の前に設置されている納札箱に入れます。
9−大師堂
灯明(ロウソク)・線香をあげる。(奥から立てるのが礼儀)
Memo : 他人のロウソクから火を点けない、その人の「業」を貰うとされています。灯明は1本、線香は三密を表す3本あげます。
10−大師堂
お賽銭をあげる。(額は得に決まりはありません)
11−大師堂
納経する(お経を納める)。

12−納経所
納経の証として納経帳に黒書・ご朱印をいただく。
Memo : 受け付け時間は7時〜17時まで。納経料 [ 納経帳:300円、掛軸:500円、白衣:200円 ]
13−山門
門前で合掌、一礼。




◆ 札所での参拝手順一覧表


参拝手順一覧
  − 山門 : 門前で合掌、一礼 
  − 水屋 : 手と口を清める 
  − 鐘楼堂 : 鐘を二度突く 
  − 本堂 : 納札を納める 
  − 本堂 : 灯明・線香をあげる 
  − 本堂 : お賽銭をあげる 
  − 本堂 : 納経する 
  − 大師堂 : 納札を納める 
  − 大師堂 : 灯明・線香をあげる 
 10 − 大師堂 : お賽銭をあげる 
 11 − 大師堂 : 納経する 
 12 − 納経所 : 納経帳に黒書・ご朱印をいただく 
 13 − 山門 : 門前で合掌、一礼 
… 4〜7の作業を大師堂で繰り返す(8〜11)





参拝道中の作法
お遍路の道中を歩く時、どのような決め事や作法があるのでしょうか?


道中は修行の場
 お遍路も仏道における修行のひとつとされています。その為、仏道の教えを日常的な行動の基準とした「十善戒(じゅうぜんかい)」を守ることが基本とされています。

十善戒
、 不殺生(ふせっしょう) … 殺生することなかれ
、 不偸盗(ふちゅうとう) … 盗むなかれ
、 不邪淫(ふじゃいん) … 邪淫することなかれ
、 不妄語(ふもうご) … 偽りをいうことなかれ
、 不綺語(ふきご) … 虚飾の言葉をいうことなかれ
、 不悪口(ふあく) … 悪口をいうことなかれ
、 不両舌(ふりょうぜつ) … 二枚舌をつかうことなかれ
、 不慳貪(ふけんどん) … 貪ることなかれ
、 不瞋恚(ふしんに) … 怒ることなかれ
、 不邪見(ふじゃけん) … よこしまな考えを起こすなかれ



橋の上では杖を突かない
 お遍路では橋の上では杖を突かないという慣習が残っています。これは弘法大師が十夜ヶ橋の下で宿をとったとされる説話に由来していて、四国では今も大師が四国を巡っているとされていることから、橋の下に大師がおられるかもしれないということで、橋では杖を突かないという約束になっています。



お接待をうけたら
 お接待をうけたら「南無大師遍照金剛」と三度唱え、納札を手渡します。また、お接待は基本的に断ってはいけない事とされています。




通夜堂・あずま屋を利用するときは
 いずれも無償で遍路に宿を提供している場所ですが、宿泊所ではなく、勝手に泊まってはいけません。管理者に必ず許可を得て下さい。もちろん火気は厳禁です。また、連泊してはいけません。立ち去る際は当然掃除し、ゴミは持ち去ってください。



札所では笹笠は付けたままでも良い
 札所に参拝の際、帽子などは取るのが普通ですが、笹笠は法具とされているので付けたまま参拝しても良いとされています。