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 納経とはお寺にお経を納めることによって、巡拝者の願意を本尊に伝える大切な宗教儀式です。巡礼がスタンプラリーにならないためにも是非、御納経をしてみて下さい。

 遍路では本堂と大師堂の2つのお堂に納経します。納経の仕方には、2つの方法があり、1つは「読経」(どきょう)で実際にお経をよんで納経する方法。そして、もう1つが「写経」(しゃきょう)で、お経を書き写し社寺に納める方法です。時間やスケジュール、目的、ご自身にあった御納経方法をして下さい。



「読経」による納経
写経を納める代わりに、本堂と大師堂の2つのお堂の前でお経を読みます。一般的には遍路用の経本に従い、以下の順でお経をよみます。暗唱出来ていても経本を見ながら読経します。半袈裟・念珠があれば付けて下さい。


◆ 読経手順
1. 開経偈(かいきょうげ)・・・・・・・・・ 1返
2. 懺悔文(ざんげもん)・・・・・・・・・ 1返
3. 三帰(さんき)・・・・・・・・・ 1返
4. 三賁(さんきょう)・・・・・・・・・ 1返
5. 十善戒(じゅうぜんかい)・・・・・・・・・ 1返
6. 発菩提心真言(ほつぼだいしんごん)・・・・・・・・・ 1返
7. 三摩耶戒真言(さんまやかいしんごん)・・・・・・・・・ 1返
8. 般若心経(はんにゃしんぎょう)・・・・・・・・・ 1返
9. 御本尊真言(ごほんぞんしんごん)
・・・大師堂では唱えない
・・・・・・・・・ 3返
10. 十三仏真言(じゅうさんぶつしんごん)・・・・・・・・・ 3返
11. 光明真言(こうみょうしんごん)・・・・・・・・・ 3返
12. 御宝号(ごほうごう)・・・・・・・・・ 3返
13. 回向(えこう)・・・・・・・・・ 1返
Memo : 遍路で唱えるお経は密教のお勤めが基本となっています。9の御本尊真言は各お寺の御本尊ごとに違います。御本尊真言は経本や本堂の前にも書かれていますので参考にして下さい。




「写経」による納経
写経は仏の教えを書き写つす修行のひとつです。遍路では般若心経を写します。ペンでも可ですが毛筆があれば尚良。半袈裟・念珠があれば付けて下さい。本堂と大師堂に計2写納めるのが本望ですが、1写でも可。写経の書き方は以下の順となります。


写経文例




空行

姓名
住所等

最後に
謹写
年月日 願文



その下に願文


空行


般若心経

奥題


空行

本文
般若心経

行十七字詰


摩訶般若波羅蜜多心経

内題


空行

天地のあき:写経用紙の上下あきを空ける。狭い方を天(上)に、広い方を地(下)にします。
願 文:頭に「為」(ため)と書き、故人の冥福、菩提、報恩、祈願の為等の願文を記します。
例:「為"戒名"菩提供養」「為家内安全」「為心願成就」等
姓 名:基本的には本名(戒名、法名ではなく)、住所・写経した場所は任意。